プロダクトがない段階でも出資検討してもらえますか?
はい、本番環境のプロダクトローンチ前のプレシード段階であっても出資検討可能です。ただし、ローンチ前でも可能なユーザーニーズの検証(ユーザーインタビュー、テストマーケティング等)は出資検討の有無に関わらず強くオススメしており、ご要望があればお問い合わせ/初回メンタリング時にてその方法も含めて壁打ちさせて頂きます。
初回ミーティングの事前準備には何が必要ですか?
詳細な財務モデルや資本政策といったテクニカルな資料は一切必要ありません。最低限準備をお願いしたいものは以下の3つです。
- 顧客向け(×投資家向け)のプロダクト紹介ランディングページ/営業ピッチ資料
- プロダクトに対する顧客からのフィードバック(定性/定量いずれでも可)
- もしあるなら、デモ可能なプロダクト/プロトタイプ
詳細なピッチデックや財務モデル、資本政策表などの資料は出資検討を実際に進めていくなかで一緒に作成していきます。ぜひ初回ミーティングでは投資ではなく、事業のディスカッションをさせて下さい。
出資検討をする際に注目するポイントはどこですか?
最も重要視しているポイントは、その事業が「長く愛され、存在し続けるものになりえるか」、かつライフタイムベンチャーズがその実現に貢献できると思うか否かです。どんなにスケールする事業に感じられても、ライフタイムベンチャーズが提供できる価値があまりないと判断すれば出資を見送ることもあります。
なお、その事業が「長く愛され、存在し続けるものになりえるか」は、下記のような要素から総合的に判断しています。
- 顧客ニーズ顧客からそのプロダクトによって解決される課題とその方法がシンプルに理解され、価値を感じてもらえるか(一言でいうと、「売れそうか」)。
- 創業者の経験とビジョン創業者または創業メンバーが顧客のユーザー体験を誰よりも詳しく知っているという自負を持ち、その実現に向けた顧客・従業員・社会の心を動かす明確なメッセージがあるか(一言でいうと、「やれそうか」)。
- マーケットの将来性いまの市場規模ではなく、これから5年後・30年後に市場成長や変化が見込まれる、スタートアップにとって挑みがいのあるダイナミックな事業環境か(一言でいうと、「伸びそうか」)。
- シリーズA実現に向けた具体的な実行計画シードラウンドから半年~1年半後のシリーズAラウンドを達成するための短期的なビジネスゴールとその登り方は明確で、シード資金+αで十分に到達可能か(一言でいうと、「生き残れるか」)。
出資後はどのような支援を受けられますか?
原則として週1回の定例ミーティング+αの個別支援を通じて、プレシード/シードステージのスタートアップ企業の経営戦略の策定から実行支援まで、幅広い支援を行っています。
ExitはIPOとM&A、どちらが望ましいですか?
いずれでも結構です。「長く愛され、存在し続ける事業」となるためにベストな選択肢であると創業者が信じ、シードVCとして意味あるリターンが得られるExitであれば形式は問いません。
仮に創業者がM&AでのExitを希望する場合は、創業者とディスカッションした上で、ライフタイムベンチャーズでも適切なパートナーを探すべく事業会社や外部専門家との連携を行います。